筑紫会

筑波大医学類の地域枠入試とは?制度・倍率・難易度を合格者が解説!!

この記事を読んでわかること

  1. 筑波大学医学類の地域枠入試とは?
    1. 実際の地域枠修学生が教える、一般枠と地域枠の違い
    2. 茨城県地域医療医師修学資金貸与制度とは
  2. 推薦・一般入試の地域枠について
    1. 地域枠推薦の定員や試験内容
    2. 地域枠推薦の倍率・難易度
    3. 一般入試の地域枠の定員や試験内容
    4. 一般入試の地域枠の倍率・難易度

*この記事は現役の地域枠入試で合格した筑波大学医学類生が執筆しております。

筑波大学医学類の地域枠入試とは?

筑波大学医学群医学類の入試形態には、一般枠の他に地域枠というのがあります。地域枠は筑波大学医学類の推薦入試・一般入試両方にあります。

⑴実際の地域枠修学生が教える、一般枠と地域枠の違い

一般枠と地域枠の違いは、受験時、在学時、卒後でそれぞれあります

まず、受験の時、地域枠を志望する学生は茨城県職員との面接、いわゆる”県面接”があります。この面接は、医学部の面接でもかなり厳しいと言われており、私の周りの就学生でも受験した面接の中で断トツで厳しかったと言っていた方もいました。

過去には、面接中泣き出してしまった方もいると聞いたこともあります。

また、合格後は受験前に申し込まなければならない、「茨城県地域医療医師修学資金貸与制度」の契約内容に従うということになります。「茨城県地域医療医師修学資金貸与制度」の内容は後述です。

在学時の違いとしては、地域枠の修学生は地域枠のセミナーに必ず参加しなければなりません。ここで、無断欠席してしまうと、卒業後の就職に影響が出ると言われています。

セミナーでは、茨城県の医療機関の紹介や、研修医による症例発表、グループディスカッションなど将来茨城県で働く上で重要なことをたくさん学べます。

卒業後は、「茨城県地域医療医師修学資金貸与制度」に従って卒業時の医師不足地域で4.5年合計で9年間茨城県の医療機関で働くことが義務付けられています。

⑵茨城県地域医療医師修学資金貸与制度とは

茨城県地域医療医師修学資金貸与制度とは、茨城県が行なっている在学中に修学資金を貸与する制度です。筑波大学医学類に地域枠で受験する方は、事前に申し込まなければなりません。

また、筑波大だけでなく他大の医学部でも実施があります。

対象大学筑波大学・東京医科歯科大学・順天堂大学・東京医科大学
日本医科大学・杏林大学・北里大学・帝京大学・昭和大学
貸与額
期間
国立大:20万円/月
私立大:25万円/月
*最大6年間
貸与条件茨城県の高校の卒業者・茨城県住居の子
*筑波大・順天堂大・昭和大は上記の条件以外でも貸与可能
義務1.制度の規定を遵守
2.研修会や個別面談への参加
3.医師免許取得後は、知事が指定する医療機関で9年間勤務
(そのうち1/2以上の期間は医師不足地域)
→9年勤務すれば、貸与金の返還は免除
4.正当な理由な離脱しない

必ず最新のものをご確認ください。

推薦・一般入試の地域枠について

⑴地域枠推薦の定員や試験内容

地域枠推薦の定員は18人です。推薦入試は、現役・一浪まで受験することができます。試験内容は、県面接があることのみが違いで、地域枠ではない方の推薦試験と試験問題は同じです。

推薦入試については、こちらの記事で詳しく説明しています!

⑵地域枠推薦の倍率・難易度

筑波大学医学類の地域枠推薦の倍率は、3.5倍〜5.0倍くらいです。2020年入試では次のようになっています。

志願者88人
受験者88人
合格者17人
倍率5.2倍

倍率だけで見ると、難易度は医学類の入試の中でも難易度が高いように感じますが、難易度自体は一般入試よりやや低いように感じます。倍率が高いのは、無制限に出願できるためです。

⑶一般入試の地域枠の定員や試験内容

一般入試の地域枠の定員は18人です。内訳として、茨城県地域枠が8名、全国地域枠が10名となっています。

また、茨城県地域枠の出願者は全国地域枠と併願という扱いになるので、茨城県地域枠の合格最低点に達していなくても、全国地域枠の合格最低点に達していれば合格となります

こちらも試験内容は、県面接があることのみが違いで、地域枠ではない方の推薦試験と試験問題は同じです。
また、地域枠入試は一次選抜は実施されないので、足切りラインはないです。

⑷一般入試の地域枠の倍率・難易度

筑波大学医学類の一般入試の地域枠の倍率は、茨城県地域枠が約3倍、全国地域枠が8.5倍となっています。全国地域枠が8.5倍と高倍率なのは、茨城県地域枠の出願者は全国地域枠と併願という扱いになっているからです。

難易度としては、茨城県地域枠は地域枠でない方の一般入試と比較してやや低いです。これは、受験者のレベル層がやや下がるからです。

一方、全国地域枠は一般入試と謙遜ないと言っていいでしょう。実際に、合格者を見て見ると有名高校出身の方がたくさんいます。