今回は、筑紫会の推薦入試対策講座を受講して見事、筑波大学医学類の合格を勝ちとった脇本真慧さんから合格体験記を聞かせていただきました!
脇本さんは単に受験勉強としてではなく、筑波大学医学類に特化した対策をしており、医学類を志す受験生はぜひ参考にしてみてください!
ご本人様のご意向で、体育祭の時の写真を使っています!
学校生活から勉強まで充実していたんですね!
性別・出身高校
自己紹介を簡単にお願いします!性別・出身高校はどちらですか?
男性・ラサール高校
受験勉強でやっていたこと
受験勉強ではどの参考書を、いつ・どれくらい進めていましたか?
数学
高1・高2では黄チャートで基礎を固め、4STEPで問題演習をしていました。ここまでで数ⅠA2B3の基礎はだいたいできるようにはなりました。
高3の春休みと1学期では学校で配られた、スタンダード数学演習1A2Bとオリジナルスタンダード数学演習3で問題演習していました。この頃は学校からいわれた最低限の数学の勉強しかせず、あまり力を入れていませんでした。
夏休みから本格的に数学の勉強を始めました。夏休みでは、ハイレベル数学1A2Bの完全攻略とハイレベル数学3の完全攻略を周回して、ほぼ答えを暗記するまで仕上げました。また、やさしい理系数学を1周しました。
推薦入試に確率分布と統計的な推測が出る傾向があり、この分野は全く勉強していなかったので、黄チャートと大淵智勝の統計的な推測が面白いほどわかる本と教科書だけでは足りない大学入試攻略確率分布と統計的な推測を使って、分野に穴が無いようにしました。
しっかり、医学類の推薦入試の出題傾向を分析して、それに特化した対策ができていて偉いですね!
2学期からは学校で配られた、オリジナル数学演習1A2Bと数学3入試問題集を演習をし、これは推薦入試までずっとコツコツやっていました。また、防衛医科大の入試(10月21日)までにやさしい理系数学を周回して完璧に仕上げました。
防衛医科大の入試が終わった後に、やる参考書がなくなってきたのでハイレベル理系数学をやり始めました。これは推薦入試までに1周しました。以上が主に使った数学の参考書です。
高3の2学期の途中で大学への数学1対1対応の演習と理系数学のプラチカ数学1A2Bと理系数学のプラチカ数学3にも手を出しましたが1周軽く見ただけでやめました。入試数学の掌握にも手を出しましたが、問題が段違いに難しく、量もとても多かったので、入試までに1周も終わらないと思い、挫折しました。
英語
高1・高2では学校の宿題やテストでしか英語を勉強していませんでした。高3の春休みに単語力が弱点だと気づいていたので、システム英単語を仕上げました。
1学期はキクタン準1級と速読英熟語を仕上げて、それ以外はほぼやっていませんでした。夏休みから英語に力を入れ始めました。英文解釈は、英文解釈の技術100とポレポレと英文読解の透視図を一通り読みました。
長文演習はやっておきたい英語長文700とやっておきたい英語長文1000とTheRules4と英語長文問題精講を使いました。とにかく色んな英文を読みあさりました。単語力は結構ついていたので単語に関しては確認するぐらいでした。
夏休みが終わってからは、海外の英語雑誌をひたすら読んでいました。また、単語力の強化のために英検1級出る順パス単とシステム英単語メディカルに取り組みました。推薦入試までにほぼ完璧に覚え、雑誌もあまり詰まることなく読めるようになりました。推薦入試は英作文や英文法はそこまで重視しなくていいような問題だったので、英文を読む力を伸ばす勉強に全振りしていました。
医学類の推薦入試では難易度の高い英長文が出題されるけど、それの対策もバッチリですね!
物理
高3の春休みに、宇宙一わかりやすい高校物理を読みながら、重要問題集を解き進めました。力学・熱力学・波までやりました。
1周目は全く歯が立たず、苦労しましたが、2周目は半分ぐらいは解けるようになりました。4月は春休みと同じように宇宙一わかりやすい高校物理を読みながら重要問題集を解き進め、原子分野を除いて、2周しました。
途中で物理のエッセンスを買って、基礎の確認をしながらやりました。ゴールデンウィークで重要問題集原子分野以外をもう1周し、大体の問題は解けるようになりました。ゴールデンウィーク後は名門の森をやり始めました。難易度は重要問題集とあんまり変わらないけれど個人的に解説が名門の森の方が好きでした。
夏休み前までに2周して、物理は入試に十分対応出来る力を身につけました。夏休みは名門の森の原子分野以外の3周目に取り組みました。ほぼ答えを覚えていたのでとてもスラスラ出来、時間はあんまりかかりませんでした。
夏休み後1週間ぐらいで、宇宙一わかりやすい高校物理を読んで、重要問題集と名門の森を使い、原子分野を仕上げました。その後、標準問題精講を使って高いレベルの問題を演習しました。防衛医科大の入試までに1周しました。防衛医科大の入試が終わってからは物理の本質的な理解をしようと思い、理論物理の道標を使っていました。これは推薦入試までに終わりませんでしたが、あと少しで終わるところでした。少なくとも2ヶ月前ぐらいから始めるべきでした。
化学
高3の春休みに重要問題集の理論化学の部分を化学の新研究を参考にしながら2周しました。1周目はほとんど全部解けず、2周目は少し解ける問題が増えました。
ゴールデンウィークまでは重要問題集の理論化学の部分の3周目に取り組みました。ここまでで一通り理論化学の基礎問題は解けるようになりました。ゴールデンウィークでは重要問題集の無機化学の部分をひたすら覚えるまで周回しました。
ゴールデンウィーク後、重要問題集の有機化学の部分を解くのと並行して化学の新演習の理論化学と無機化学を解き始めました。夏休み前までに重要問題集の高分子以外は3周、化学の新演習の理論化学と無機化学は2周しました。
夏休みは重要問題集の高分子以外の4周目、化学の新演習の理論化学と無機化学の3周目に取り組みました。夏休み明けた後、9月まで、重要問題集と化学の新演習の高分子の分野に取り組みました。それぞれ2周しました。
その後、防衛医科大の入試までは化学の実力が落ちないように、化学の新演習をもう1周していました。防衛医科大の入試後、新理系の化学問題100選をやり始め、レベルの高い問題の演習に取り組みました。結局推薦入試までギリギリ終わらせましが、結構雑にやったので、もっと早く始めるべきだと思いました。
推薦入試対策でやっていたこと
受験勉強ではどの参考書を、いつ・どれくらい進めていましたか?
数学
夏休みに一般入試17年分と推薦入試14年分の過去問を解きました。防衛医科大の入試が終わってからは、推薦入試の過去問14年分の2周目と筑波大学の理系数学25ヵ年を購入し、取り組みました。確率分布と統計的な推測も忘れないように定期的に学習しました。どのレベルの問題が出てもいいように、かなり高いレベルの問題まで対応できるような学力を身につけました。
英語
夏休みに一般入試17年分と推薦入試14年分の過去問を解きました。防衛医科大の入試が終わってからは、推薦入試の過去問14年分の2周目に取り組みました。医学系の文章が出題されやすいので、システム英単語メディカルを使って医学系の単語は一通り覚えました。また、文章の内容が堅いので、雑誌を読んでそういう文章に慣れていたのも良かったと思います。
化学
夏休みに一般入試17年分と推薦入試14年分の過去問を解きました。防衛医科大の入試が終わってからは、推薦入試の過去問14年分の2周目に取り組みました。数学と同じようにどのレベルの問題が出てもいいように、かなり高いレベルの問題まで対応できるような学力を身につけました。
物理
夏休みに一般入試17年分と推薦入試14年分の過去問を解きました。防衛医科大の入試が終わってからは、推薦入試の過去問14年分の2周目に取り組みました。数学と同じようにどのレベルの問題が出てもいいように、かなり高いレベルの問題まで対応できるような学力を身につけました。
合格の要因
推薦入試の問題をしっかり研究して、受験勉強において何が必要で何が不必要なのかをしっかりしておくべきだと思います。
また、英語でもライティングが必要ないので、その分の勉強時間も入試対策に使うことが出来ました。また、入試をオーバーキルすることも合格を確実なものにするためには必要です。実際の問題よりも高い難易度の問題まで解ける状態にしておけば、本番の時には不安要素が限りなくゼロになります。
周りの環境もとても大事だと思います。切磋琢磨し合える友人と一緒に勉強するのはとてもいい事だと思います。休日に一日中勉強しにカフェに行ったり、模試の結果でお互いに煽りあったりしたのはとてもいい思い出です。そういう友人がいたことも合格の要因だと思います。
今後、推薦入試を受験する人にアドバイス
合格体験記、とても参考になりました!
今後、推薦入試を受験する人にアドバイスをお願いします!
受験勉強への姿勢のアドバイスとしては、ゴールまでの道筋を明確にしましょう。そのためには過去問研究や模試などが役に立つと思います。無計画に勉強していくのは勿体ないので、細かくなくていいので受験勉強計画は決めておきましょう。
ゴールへの情熱も忘れては駄目です。受験勉強のアドバイスとしては、なるべく夏休みまでに理科は本番に対応できるレベルまでは仕上げましょう。理科は早めに仕上げておいた方が楽です。余裕で合格出来るレベルを目指して勉強しましょう。入試本番で受かるか落ちるかのギャンブルをせずに済みます。最後に、勉強に楽しさを見出しましょう。受験勉強がとてつもなくスムーズに進みます。
筑紫会の講座の良かったところ
自分も過去問研究をしていて、予想問題や問題の傾向などで共感できる部分がとても多かったです。入試問題以外の大学の概要も詳しく解説しています。とても有益な情報が多く、推薦入試を受ける人は見ておくべきだと思います。