筑紫会

みなさんこんにちは!今回は筑波大医学類の先輩が教える問題集の進め方を紹介したいと思います。

問題集は一回といてできるようになるわけがない

問題集の問題は最低でも3回くらいは解くことになると思います。1回は普通に解いて、2回目は解き直しです。これで完全に自力で解けたら十分ですが、模試の前の確認とか、過去問の復習の時に解いた分を含めると大体3回くらいですね。話を戻すと、問題集を一回解いてできるわけがありません。むしろ、1回目にできた問題があったらラッキーくらいです。そこで大切なのは、問題を解いて、丸付けをして、できなかった所に印を付けるだけではダメということです。このような人のほとんどは、再度解いてできなくて印つけてを繰り返します。結果、本番も問題は見たことあるけど最後まで解ききれないのです。

問題集の解き方

私の実際やっていた解き方をお教えします。まずは、問題を解いて丸付けします。そこで、大切なのは問題を解いた時にどこがわからなくて解けなかったのか、どこを間違えたのかを振り返って、解説の余白に書いておくことです。また、「こんなの誰がわかるかよ!?」みたいな難問に出会ったときは、丸付けをした後問題文に自分でどこに着目すればいいかといったことをヒントとして問題文に書き込んでおくといいでしょう。再度解いてできれば消せばいいですから。あってたら日付を書くとか、間違えたところにつける印なんかは個人の裁量でやってください。よく、△○×などのたくさんの記号を操る人がいますが私はそのような方法をめんどくさがってしまう派だったので、間違った問題の番号に◯つけてました。

最後に、私から、問題集を解く時間を大幅に減らせる「あたりまえ」の方法をお教えします。例えば、⑵まではできたけど⑶はできなかった時、⑶に印をつけますよね。でも、解き直す時って⑴からやるってことありません?それって、⑴⑵の答えを⑶で使わせる時だったりしますよね。私は、この⑴⑵を解くという行為が本当に無駄だと思って、1回目解いた後⑶だけできなかった場合⑴,⑵の答えを問題文に直接書き込んでいました。もちろん、⑴⑵が⑶を誘導するための問題である時もあります。その時は、本番の視点を味わうという意味で答えを書かないほうがいいかも知れません。そこは個人の判断で。

基礎・発展問題関係なしにやろう

問題集とかでも、重要マークがついている問題だけやる勉強とか、奇数番号だけやるとか短縮のつもりでやっている人もいるのかもしれませんが絶対にやらないほうがいいです。入試問題はパターン問題の改題もしくは応用です。多くの問題集は発展問題も合わせてこのパターンが網羅されています。一冊決めたら、章末や発展問題まで完璧に。

一日の問題数を決めてやらない

 1日何問ずつやったりする勉強法はやめた方がいいです。何回もやることを考えると計画しずらいのではないでしょうか。化学なんかは、最初簡単だけど、あとの方バカ難しいなんてこともありますよね。では、どのようにやればいいのか。自分の考えとしては決めた範囲の問題を一気にやることです。たとえば、今週は積分と決めたら「ずーぅっと」積分しまくります。そして、このような勉強法は爆発力を生みます。特に、夏なんかは一日十数時間やるとなると、一日何問とか余程高いハードルを設定しない限りやることなくなっちゃいますよ。何より、爆発的にやることでその科目に対する体力や考える力がつきます。

自分がやっていた復習法

大した復習法ではありませんが、日中に取り組んだ問題のページを振り返ることです。ここで大切なのは、この問題を解くのに何がポイントなのか何の知識が必要なのか考えながら解くことです。